正月帰省①
長男(アップ)次男(J)は予定通り帰省してきた。
帰りたいと思われる家でよかった。
今までで一番晴れやかな顔つきで
二人は元旦の朝に帰ってきた。
二人に会うのは本当に久しぶりである。
寝不足だそうで軽く、おせち料理をつまむだけでいいと。
乾杯をしてからツンツン(三男)の最近の様子を聞いてきた。
2カ月の実習に出かけたこと。
行く前、行ってから、休暇で帰ってきた様子を話す。
ツンツンと私の関係性は良くなく、兄たちはずっと心配をしていた。
関係性の悪い二人を残して出ることを気にしていた。
ツンツンが実習に出かける晩に自ら夕飯を作ったりワインを用意してくれたり
そして私への3品のプレゼントを渡してくれたこと。
実習先では相部屋のために気を使っている様子。
休暇で戻ってきたときに私に料理のリクエストをしたこと
などを話すとアップはにやにやし、Jは泣いていた。
家では見せないツンツンの姿を想像した Jは
「普通に、あいつは頑張っているなあと嬉しくなり何か感動するんだ」
「ツンツンがお母さんに気を使っていることが伝わる。俺もそうだけど 家にずっといると
お母さんしかいないから息苦しくなるんだよね。外に出るとわかる実家とのギャップ。
家を離れることで お母さんのありがたさがぶわっとわかるんだと思うよ」
「変わりつつある時期だから、俺らは少しツンツンに会わないほうがいいかもしれない」とアップ。
アップとJは身を乗り出して ツンツンの行動や言動について質問してきた。
私は 息子二人に 心配されている。
それに気づかされると
泣きそうになる。